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仕事が無い!?

完全失業率と有効求人倍率の推移
厚生労働省:「一般職業紹介状況」より作成

以前のエントリー失業率のカラクリ!?で、日本の完全失業率の推移について触れました。

報道では失業率の報道とセットで、「有効求人倍率」という数字が取り上げられます。

有効求人倍率とは、求職者一人に対して、何件の求人があるかを図る指標です。
有効求人数÷有効求職者数で求められます。
有効求人数、有効求職者数は共に、公共職業安定所(ハローワーク等)での集計を元にしています。
ちなみに、新卒者の求人数・求職者数はこの数字には含まれません!

上の図を見てわかる通り、失業率と有効求人倍率とは相反する関係になっています。
求人が少ない⇒働けない訳ですから当然と言えば当然です。

最近の報道完全失業率と有効求人倍率(2010年1月29日更新)によると、ここ数か月は若干の回復傾向にあるようですが、史上最低水準にあることに変わりはありません。

では、本当に仕事が無いのでしょうか?

まずは、都道府県別の有効求人倍率を見てみた。

都道府県別有効求人倍率2009

一番高いのは、香川で0.69
一番低いのは、沖縄で0.28


と地域による差は大きくありそうです。
低い方は、沖縄、鹿児島、青森、秋田、岩手といった、九州・東北方面で且つ主要都市からの距離が遠い地域であることが言えそうです。
意外なのは、以下の点です。
・ 香川を始め中国・四国地方の数字が高いこと
・ 神奈川・千葉・埼玉といった東京に隣接する地域の数値が低いこと
何でなんでしょう?ここはもう少し詳しく調べる必要がありそうです。。。(いずれ調べます。)

沖縄は、平均給与、失業率も全国でワースト1ですので、明らかに、産業が少なく雇用環境は厳しいのだろうと想像できます。
なので、普天間基地の移設問題なんかでも、建設費が地元に落ちるということの意味の大きさは他の地域よりも大きいのでしょう。

地域別にも有効求人倍率に差は大きくありますが、職業別に見た場合にはどうでしょう?
以下の図をご覧ください。

職業別有効求人倍率2009

①~⑨の職業カテゴリとそれぞれの職業についての有効求人倍率です。

職業カテゴリ毎で、有効求人倍率1.0を超えているのは、以下の3カテゴリです。
① 専門的・技術的職業
・・・医師・歯科医・獣医の5.8という数字が引っ張っているものとみられます。
⑤ サービスの職業
・・・どの職種も高い数字ですので、実際に「仕事がある」状態と思われます。
⑥ 保安の職業
・・・保安の職業とは、自衛官、警察官、消防士、一般の警備員等の職業を指します。こういった公的な職業は雇用の受け皿になっている側面がありそうです。

個別に見ていくと、現在政府が支援しようとしている社会福祉専門の職業や販売類似の職業(保険や不動産等の営業)の数字が高いです。

全体数としては、求人は満たされてはいませんが、職種によっては仕事はあるわけですね。

就業問題が語られる時には、以下の3つの関係性から見る必要があります。
1.全体の求人数(有効求人倍数・率)の問題
2.職種毎の求人数と求職者数(雇用のミスマッチ)の問題
3.求職者の就労意欲

1、2の事実を捉えずに、3だけにフォーカスをあて「働く意欲が無いんだ。仕事を選び過ぎるんだ。選ばなければ仕事はあるんだから。」といった議論なんかはよくありますが、ちょっとバランスを欠いてます。
物事を一面からだけ捉えずに複数の視点から捉えることが大事ですよね。


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コメント
No title
すごいです。内容多いですね。
じっくり拝見してから、私なりの意見コメしようと思います。

ありがとうございました。
2010/02/15(月) 04:10 | URL | ドラノコ #-[ コメントの編集]
興味深い数字
ご訪問ありがとうございました。

数字…興味深いですね。
医師不足と言われていますが、簡単にはなれない職業ですから…
製造業関連は、製造自体が賃金の安い海外(東南アジア圏)へシフト
しており、国内は空洞化?が顕著ですかね。

平均給与は、世代別、職業別の数値を見てみたい気がします。
就活支援のカウンセラーからは、以前の仕事の給与が平均よりも
高すぎる!と言われていますが、変な話だなぁ~と思っています。
他のサイトで見てみると、元の自分の給与は平均より少し下と見え
ました。
色々と数値には、カラクリ があると言うことですかね?
2010/02/15(月) 04:39 | URL | 虎太郎1987 #cQS5UOKA[ コメントの編集]
No title
なるほど、事務系書類通過しないわけだ。

サービス、保安
営業(保険、不動産)

雇用のミスマッチか。
こっちから摺り合わせていかないとダメですね。
2010/02/15(月) 22:41 | URL | ドラノコ #-[ コメントの編集]
Re: 興味深い数字
コメントありがとうございます。

製造業は確かに、賃金の安い中国・東南アジア圏への移行傾向は今後も続くでしょうね。
特に民主党政権は、前政権に比べて、中国よりの政策を今後も進めていくので。

世代別の平均給与に関しては以前のエントリーで取り上げてるので、よろしかったら見てみてください。
http://zatukazu.blog11.fc2.com/blog-entry-19.html
http://zatukazu.blog11.fc2.com/blog-entry-20.html

職業別の平均給与に関しては、今度取り上げますね。


> ご訪問ありがとうございました。
>
> 数字…興味深いですね。
> 医師不足と言われていますが、簡単にはなれない職業ですから…
> 製造業関連は、製造自体が賃金の安い海外(東南アジア圏)へシフト
> しており、国内は空洞化?が顕著ですかね。
>
> 平均給与は、世代別、職業別の数値を見てみたい気がします。
> 就活支援のカウンセラーからは、以前の仕事の給与が平均よりも
> 高すぎる!と言われていますが、変な話だなぁ~と思っています。
> 他のサイトで見てみると、元の自分の給与は平均より少し下と見え
> ました。
> 色々と数値には、カラクリ があると言うことですかね?
2010/02/16(火) 00:23 | URL | か~る #-[ コメントの編集]
Re: No title
事務系の職種は厳しいみたいですね。

ただ、統計でもなんでもなく私の経験なのですが、サービス業(飲食業)において、未経験でも普通に業務をこなせた上で、「事務系の専門知識」を持っている方は、かなり重宝されているのを何人も見ていますよ。

私、2年前の31歳の時に現職に転職したんですが、それまでは飲食系の業界に携わっていました。この業界は慢性的な人材不足というのは実感として持ってます。


> なるほど、事務系書類通過しないわけだ。
>
> サービス、保安
> 営業(保険、不動産)
>
> 雇用のミスマッチか。
> こっちから摺り合わせていかないとダメですね。
2010/02/16(火) 00:29 | URL | か~る #-[ コメントの編集]
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か~る

■ニックネーム:か~る
■東京都西東京市在住
■1976年生まれ
■IT系企業で企画業務を担当
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